続く腰の痛み…それって本当に「腰痛」?

腰痛というと、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアに代表されるような、腰回りの筋肉疲労や骨の異常に原因があることが多いです。しかし、時に腰痛は内臓疾患の症状のひとつとしてあらわれることがあります。

たとえば、腰痛が症状のひとつとして有名なのが、尿路結石です。世界三大痛のひとつともいわれるほど強烈な痛みが出るとされる尿路結石は、片方の腰が痛むことが多いです。特に男性が発症しやすい傾向にあり、結石ができやすい体質というものも影響します。

腎炎も腰痛が症状としてあらわれます。腎臓は臓器の中でも背中側にあるので、腰痛への影響が多く見られます。代表的なものが腎盂腎炎で、これは膀胱から細菌が逆流し、腎臓が炎症を起こしている状態を指します。炎症を起こして腫れた腎臓が、周囲の血管、筋肉、臓器を圧迫するので腰痛の症状が出ると考えられます。

女性の場合は、子宮周りの病気が考えられます。たとえば、PMS(月経前症候群)のような比較的治療しやすいものから、子宮筋腫や子宮頸がんといった病気まで、様々です。
子宮周りはもともと腰部に近いため、子宮への血流が増減することで腰部への血流にも影響を及ぼします。ですから、月経等のホルモンの影響もあって、女性はもともと腰痛を起こしやすいといえるのです。

このほかにも、胃炎、十二指腸炎、膵炎・すい臓がんといった病気も、腰痛が症状としてあらわれることがあります。こうしてみると、腰痛の原因として考えられる内臓疾患は多いですね。
実は、腰痛の原因は不明なものがほとんどなんです。実に80%以上の腰痛は原因がわからないと言われています。そして、原因のわかる20%の内、約1%~2%が内臓疾患に原因がある腰痛なんです。
たとえば、急性膵炎や急性腎炎のような急激で強烈な痛みがある疾患はわかりやすいのですが、原因がよくわからないまま腰痛が続いているという場合には、内臓疾患を調べてみると原因がつかめるかもしれません。特に、横になって安静にしている場合でも痛む場合や、排尿時や生理中に痛みが強くなる場合には内臓疾患の疑いが強いので、一度くわしく検査を受けてみましょう。

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